SPICK&Co. お客様ご相談室 |
●当店商品の本予約注文
当店では完売になった商品を,次回に入荷が見込める物に関してのみ本予約を受け付けております。
しかし相手はことごとく量産を拒否している,それでこそ価値のあるヨーロッパ超一流ブランド商品の為,万が一商品が入荷できない場合は当然の事ながら,責任を持ちまして御返金に応じさせていただいております。
フランス,イタリーの国民性は皆さんも少しご存じかもしれませんがとにかくアジア人バイヤー泣かせです。
しかし長くお待ちいただいておりますお客様などに関しましては,当然利益を度外視し,永くお付き合いのある国内の卸業者や実績のあるブランドショップより仕入れを起こして商品を納品する場合もございます。偽物撲滅の鑑定に関して通常より力を入れることは言うまでもありませんが。
そのような背景が私どもにあることをご承知頂けますようお願い申し上げます。
●現金買取/委託につきまして
現在スピックでは年内,合計1,000アイテム一斉スピード買取「わがまま現金買取」を実施しております。
このシステムでは,現在までのそしてこれからのリサイクル商品の需要拡大に対応して行くためのサービスです。
どこよりも高い査定や迅速なお振り込み(ご入金)により,ネット上にてお客様に安心してブランド品の買取ができるよう考案したものです。
当店では1995年より通信による古物取り扱い(法的には認定されていません)の認可を数ヶ月かかって幾度と無く霞ヶ関の警視庁に足を運び,数々の書類を作成してようやく承諾を頂きました。(日本ではパソコン買取で有名なソフマップと当店だけということでした)
通信による古物取引の認可を考えたきっかけはなるだけ顔を合わせたくないと言うお客様側のメリットと全国から真っ当な手段で商品を大量に集めたかったからです。
ネット通販が相当な勢いで急成長する現在,時代に合った適切な法改正を考えて欲しいものですが・・・。
なお委託お預かりにつきましては現在新規ではお受けしておりません。代わりに新しいシステムを検討中ですので暫くお待ち下さい。
●これ,ホンモノ?
ブランドショップを経営しているとまず初めにぶつかる問題だと思います。
スピックが,1994年にまだ「インポートコレクション スピックアンドスパン」として東京池袋でお店をオープンした直後に直面しました。
そのころまだ並行輸入という言葉もあまり聞かれない時期でしたので聞いたこともない小さなブランドショップで初めてお買い物をされる場合に必ずや考えてしまうことでしょう。私も良く耳にしました「これ,ホンモノ?」 フジテレビ取材のお陰もあり1,000人位に聞かれました。
偽物やコピー商品に対して異常なまでの嫌悪感を抱いていた私にとってそれは屈辱でした。
ここでは公表できませんが偽物を見抜くために色々なところに直接足を運びました。ブランドショップ経営で一番時間を割かなければいけないのはコレだと考えたからです。
その中で偽物に対して私と同じような真剣な取り組み方をされている方もおり,とても感激致しました。反面,「わからなきゃいいんだよ」という設立20余年のブランド品輸入業者社長や情報/努力不足により知らないで偽物を陳列しているブランドショップなど様々でした。
そこでオープン数ヶ月後に考え出したのが「100%品質保証」です。その商品の品質を100%保証するもので,お買い上げいただいた商品が偽物/コピー商品の場合は永久に,お買い上げ頂いた金額を全額ご返金するシステムです。
雑誌広告や取材記事でこのことを知ったシャネル株式会社他,国内正規代理店はじめ様々な機関や団体より反響があり,それがきっかけで更に多くの情報を得ることができました。
しかし偽物を作る側も生活がかかっていますので,本当に次から次へとがんばって新種のニセモノを日本に送り出しています。(日本で作っているものもありますが)ニセモノの最新情報を公開できないわけは勿論ここにあります。通常は気が付かない違いが発見できればその箇所を同じようにニセモノを改良して生産するからです。 このイタチゴッコは永遠に無くならないと思います。
しかし当店のように,仕入れルートを独自ルート(各国直営ブティック直接買い付け等)にすることにより未然に防ぐことができます。
あと妙に安いオファーや同じアイテムの商品数が多い場合,初めての取引をする際に気を付ければいいのですが...各店仕入れ担当も大変です。
今後ともニセモノ撲滅に対する情熱が無くなることが無いよう,新種の偽物を発見する努力をして参りますので宜しくお願い致します。
●スピックは,洋服のブランド「スピックアンドスパン」?
現在でもファッション雑誌に掲載されている洋服の問い合わせや,「ファイヤー通り店の場所を知りたいんですけど」など,同じ渋谷区にある,洋服のブランド「Spick&Span」と間違えるお客様がいらっしゃいます。正直言いましてかなり紛らわしい事は事実で私も十分承知いたしております。申し訳ございません。
平成9年に,株式会社ベイクルーズの洋服等のブランド商標である「スピックアンドスパン」を店名に使用しているとして(そのときは当店ではインターネットでエルメスやシャネルの洋服を取り扱っておりました) 株式会社ベイクルーズの弁理士より当店に連絡が入り,(同社のインターネットホームページ立ち上げに際して当社の商標を使用しているとして)店名の変更をお願いしたい(同社社長の意向もあり)とのことでした。1ヶ月に及ぶ双方の協議の結果,(私も5回ほど霞ヶ関の特許庁に出向きましたが)早い者勝ちでベイクルーズの勝ち!という判断で同社社長,弁理士同意の上で,当店が「SPICK&Co.」に改名する事で洋服の取り扱いも含めて穏便に事は運びました次第でございます。これに懲りて(というか勉強させていただいて)商標権の重要性を再認識いたしました。その直後SPICK&Co.の商標を特許庁に申請したのは言うまでもありません。
●当店代表よりお客様へのメッセージ
実はあるアクシデントがきっかけとなり大変勉強させて頂いた一例を挙げさせていただきます。
以前に当店の少数精鋭経営が裏目に働き,お客様と当店の間ですれ違いが生じた事がありました。そのお客様に結果として当店に対する不信感を抱かせることになり,それがきっかけで個人同業?サイト(コンタクトを試みようとしておりますがいつ電話を掛けても留守番電話とのこと)より悪徳ショップ扱いされている内容の掲載があると当店をご愛顧頂いておりますお客様より知らされ拝見いたしました。
しかしこちらのサイトの文面をよく拝見してみるとあまりにも短絡的で,見る方が見れば真正面から悪徳業者と(本当に)お客様のために戦う社会的で真面目な文面とは思えないものでした。
それも同業他店を批判することでお客様の信頼を得ようとしても必ずすぐに見透かされてしまうでしょう。お客様も良く勉強されておりますので・・・。
当店も設立して5年になりますが,日々お客様に対しては100%の信用を勝ち取るつもりで業界初の偽物対策保証含め努力してきたつもりでおります。しかしご愛顧頂いておりましたお客様の不信感により一瞬にして今までに業界で少しずつ積み重ねてきた信用が失われることもあります。
商売,それもネットビジネスに携わる我々にとっても成功することは本当に難しいものと考えます。
以前にも代理店から並行業者が圧力を受けたり,ライバル店潰しが目的で偽物を仕入れさせてそれをまた客として購入し,警察に通報したり・・・他店のことはよく耳にしておりましたが・・・。 現在インターネット上にて膨大な情報が氾濫していますがそれを信じる/信じない,また利用する/しない,掲載する/しないも個人のモラル,個人の判断に委ねられているのも現状です。
手前共では決して「わかる方にはわかっていただける」という殿様商売でもありません。当店のサービスにご満足頂いた方々,少人数体制の我々の努力をご理解いただけるお客様からのご支援があって初めて売り上げがあがり,サービスも充実し,満足頂けるお客様も増え,それによって雑誌やマスコミ等が取材を依頼してくるものだと思います。(ご苦労をされて本当の努力を積み重ねていらした方ならきっとご理解いただけるものと信じております)
当店はトップページに2年前から記載の通り,1997年度より雑誌広告等の広告宣伝費は一切カットしております。
しかし手前共は今回の件をお客様からの非常に重要なメッセージとして受け止めていることはもちろん,ネットビジネスの恐ろしさを知らされたばかりでなく,これをきっかけにまたゼロから初心に戻り,お客様への信用を積み重ねていく決意を固めました。
投函?されたお客様とこの個人同業?サイトにはきっかけを与えていただいた事を感謝致したいと思っております。また何らかの形で当店への不信感を抱かざるを得なかったお客様にも,これから失った信用を取り戻すチャンスが与えられることを熱望致しております。
経営の中で取引件数が多くなればなるほど顧客満足度が低下して行く可能性があるために経営に携わる者は身を削って努力をするのでしょう。
しかしやはりいくらかのお客様に不信感を与えてしまうことも現実にはあります。
その件数を極力少なく,もちろん全く無くなるまで努力を重ねてこそ健全経営,そこで初めてお客様からのしかるべき信頼も得られるのでしょう。
スピックはまだ発展途上の不完全な買い付けバイヤーの集団です。この不景気の中ですが少しずつ信用を賜り,徐々に事業を拡大し人員も増やしてサービスも拡充させて参りますので何卒宜しくお願い致します。
まだまだ経営に関しては力不足ですが日々精進して参りますので今後ともスピックをご愛顧いただけますよう心よりお願い申し上げます。
平成11年10月28日 スピック 代表
有吉 健二
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