DUCATI F1/F3 club japan

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TT1フレーム詳細

本物ワークスTT1フレームとの違いやクラブ製ならではのオリジナリティーを説明したいと思います。
これで私共の大変さが少しは理解いただけると思います。(ホントにたいへんなのです)


こちらは本物ワークスTT1フレーム。

「F1/F3 club japan製 純正Fフレーム改TT1フレーム」
テーマはできるだけワークスフレームに近づけた形で高剛性と軽量さを求め、しかも整備性の良さや利便性も追求しました。

溶接は創業38年のこの道のプロ(クラブメンバーの方の会社です)にお任せしました。仕上げはきれいです。(粗はありますが手作りですのでなにぶんご了承下さいね) 溶接の際に肉を厚く盛る方がクラック防止に繋がるとして純正同様MIG溶接を主体にTIG溶接も各所で吟味し選択しています。


NEW ! 2004/2/10 NEW! 量産最終バージョン詳細
まさにパーフェクト!




- 2003/12/15 koba用第一弾TT1フレーム詳細 -



肝心のリンク周りは、試行錯誤の上に851SP-888SP系フレームをモチーフに4本ステーに左右2本づつパイプで連結する形状で剛性重視。
見た目にも安心感があります。なおかつ軽量に仕上がっています。もちろん851SP2〜888SP4の可変リンク、851/888ストラーダ、M900他の固定リンクに対応。
(851レーシング、851SP1用可変リンクも利用可ですが車高が20mm弱上がります。リンク位置や車高調整サス等でマシにはなりますがアーチ加工で上記車種と同じ長さにすることが可能。03年M400用リンクアーチは短すぎるため使用不可)
楕円のブリッジは大径クロモリパイプを楕円に加工した物で高剛性で溶接面積も広くねじれに強い設計です。

リアブレーキはもちろん最近のbremboリアマスター2種(バンジョー位置が異なる)に対応。リザーバータンクステーも付けました。
オイルキャッチタンクステーもワークスTT1と同様の位置に付けてあります。




ヘッドパイプ上の補強はワークスTT1、ハリスロッカーラパイド同様の三角形状の物。これは強度面でも文句無し。
ヘッドパイプ下はノーマルのハンドルストッパーを活かす事を前提に、最も応力のかかるヘッドパイプ下の応力の分散が目的で、
996コルサフレームの補強形状をモチーフにしました。タンク下がワークスのX補強ではなくて逆V形状なのは、
ハードブレーキングで最も応力がかかるヘッドパイプ下の応力分散を最重要課題として捉えた上で、タンク周りの干渉を防ぐ事も考えて作りました。
V型はシンプルで軽量化にも貢献しています。ガソリンコックの操作性やフロントキャブレターの整備性も考えました。

ヘッドパイプ周りは応力の分散を第一に考え、現代のハイグリップタイヤ、又はクローズドサーキットでスリックタイヤを履いても対応できるよう、
最新の技術を取り入れたことにより当時のワークスTT1フレームの限界を楽に超える強度を確保していると思います。


FRPタンクのバンド引っかけステーやTT1アッパーカウルステー(上側のスクリーン横から出るタイプ)取付ナットももちろん付いてます。
※追記:上写真のアッパーカウルステーは少し外側に(倒立を入れた際にハンドル周りのクリアランス確保)、タンクバンドステーはその下側(裏側)に位置が変更になります。


マフラーステーは純正マフラー、ベルリッキが使用できるようコの字型ステーを2個付け、ステーをボルトオンできるようにしました。
マフラーステーは細めの2本のパイプを溶接した軽量でしっかりしたもので角度にも拘りました。
NEW!!(アルミステーを予定しておりましたが強度確保と耐久性を考えて薄肉軽量ステンに変更)9800円。
もちろんショート管用ステーも付いてます(位置決めの穴はあえて開けていません)
もしかしたらこのフレームに合わせた純正エキパイ対応ショート管を限定10本ぐらいで作るかも知れません(未定)
※追記:上写真のコの字マフラーステーは位置変更予定(リンクアームとのクリアランス確保のため)

ステップ取付クランプ部は剛性重視で純正を利用しています。(私はこれにより筑波転倒で無用のトラブルを免れました。ステップはぐにゃぐにゃに変形しましたがこの部分は全く損傷無しでした。正直驚きました。この部分の剛性が低いとステップ裏がスイングアームにヒットします。)
また、F1用の様々なステップが利用できるという大きなメリットもあります。(写真のフレームのステップ位置はノーマル同一位置です)

左リンク支持のアーチパイプ(ステップステーが付いているアールのパイプ)はアールの付け方等、リアキャブレターの整備性を考えた設計をしてあります。
ステップステー内(V字内)のシートカウルステー(−型クイックファスナー)はこのフレームには付けませんでした。部品は作ってありますのでお好みで付けることも可能です。



純正のバッテリーボックス/小物入れ(要加工)を利用できるようにシートステーは長めに設計しました。
NEW!!アルミ製軽量バッテリーケース(小物入れ付き)12000円も作りました。(写真は後日)

リアバンクヘッド上の左右連結ブリッジ形状、取付は最も苦労した部分です。うまく仕上がりました。
肉厚のある大径クロモリパイプを楕円に加工した物で超高剛性。溶接面積も広くねじれに強い設計です。
この部分はオーバークオリティとも言える程の圧倒的な剛性です。もちろんTT1タンク対応、ヘッドクリアランスは900対応でクリアランス5mm以上あります。

アルミのプーリー(ベルト)カバーは標準装備。900を載せてもこのままいけます。 このカバーと上のブリッジステーは特に形状に拘りました。
NEW!!追記:左側ブリッジステーは900エンジン搭載の際もそのままカムホルダーが外せる設計。










2004/2/10 NEW! 量産最終バージョン詳細

ご報告遅くなりました。TT1フレーム量産最終バージョンの詳細をお伝えします。

純正同様のMIG溶接をより耐クラック性と密着性が高くなるよう独自に改良。作業性も向上し溶接面もより美しくなりました。
溶接前後の歪みを抑えるフレーム固定の治具もより頑丈な物に変更。溶接歪みは皆無とか。
カラーもより純正カウル色に合うよう色を再調合。深みのある鮮やかなイタリアンレッドに。

他にも私の第一弾フレームの僅かな不満点が全て改良されました。完璧です。本当にいい仕事してくれました。感動です!

果たして世界にこれだけ立派なフレームを作ることができる、わかっている溶接職人がいるでしょうか!!



シートステーの立ち上がり角度が僅かにアップ。よりワークスフレームへ近付く




シートカウルの下側ステーも付きました。ステップ三角ステー真ん中あたり。とりあえずM6のネジも切ってあります。




真ん中の太い楕円ブリッジも形状が微妙に変わりました。(下面はシリンダーヘッド上面の形状に合わせ上面はTT1タンク下面の形状にフィットさせました)
アルミ製軽量バッテリーケース(小物入れ付き)12000円 取付用のダボも新設。





アッパーカウルステーのナットもワークス&ハリスと同一位置、同一形状に。
タンクバンドステー位置変更。ワークス同様の位置に。






マフラーステー取付コの字ステーはリンクアームとのクリアランス確保するためこの位置になりました。





マフラーステー



今回強度を重視した専用ステン製マフラーステーです。美しい!ベルリッキ、コンチ等の純正と社外F用マフラーがボルトオンです。
ステンボルト&ナット付属。9800円税別。薄肉ステンパイプを使用したため驚くほど軽量。僅か200g!
フレーム塗装と同時に赤に塗装することもできます(塗装代3000円税別)



バッテリーボックス



TT1フレーム専用アルミ製バッテリーケース(小物入れ付き)12000円税別
純正バッテリー:ユアサYB14L-A2と、MFバッテリー:YTX9-BS、現行ドカティ用MFバッテリー:YT12B-BSやMKバッテリー12V12B-4)にも対応させました。
全て純正バッテリーバンドが使えます。




タンクバンド


ハリスタンクバンド 1本1860円x2=3720円税別
TT1フレーム、TT1タンクにジャストフィット。かなり頑丈にできてます。



そして、、
TT1スイングアーム 完全レプリカ 試作製作開始!
材料は7N01!溶接に強い最強のジュラルミン素材使用
完成4月か5月頃?? 


NEW!! 2003/3/16 スイングアームはより良い完璧な物を作るため、資料・データを集めることにします。試作完成は暫く延期です。



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